今林動物病院


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新登場!ガンの新しい治療―ネオCキューブとは?!

当院へ ネオCキューブ という、新しい医療機器が入りました001.gif
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この機械 温熱療法で腫瘍をやっつける強者なのです006.gif

●温熱療法とは027.gif
 ヒトの細胞は42.5℃以上に温度があがると、急速に死んでいってしまいます。
 そこで、この原理を利用したのが温熱療法!
 腫瘍細胞の温度を上昇させて、腫瘍細胞を死滅させてしまおう!という治療法です。

●ネオCキューブの紹介
 腫瘍細胞の温度を上げるといっても・・・どんな風に加熱していけばいいのでしょうか?
 そこで研究開発されたのがこのネオCキューブなのです!

 ネオCキューブから延びる、5本の線。
 先はこのようになっています。
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 針になっているのです。
 この針の温度を40℃~80℃に設定し、腫瘍に刺して10分間。
 腫瘍細胞が熱により、死んでいきます。
 といっても、治療後すぐに効果が表れるわけではありません。
 3日、1週間、2週間…少しずつ腫瘍が小さくなっていくのです。


こちらは業者さんからいただいたものです。
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60℃で10分間施術すると、針を中心に7mm~10mm程度の細胞を壊死することができます。


●ネオCキューブのメリット
 “腫瘍” と聞くとすぐに 「手術をした方がいいの?」 と思う方もいらっしゃるでしょう。
 でも高齢な子や、心臓疾患、心肺機能が低下している子などは、全身麻酔をかけることが
 大変な負担になり、命がけの手術になることもあります008.gif
 また腫瘍のできた場所によっては、手術をすることが難しい場合もあります。
 そこでネオCキューブの登場です!
 ネオCキューブの利点は以下の通り。

   ・短時間の治療のため、動物への負担が
   少ない。
  ・手術時の麻酔量に比べて、かなり少ない
   麻酔量(鎮静程度)で治療できる。


つまり手術が難しかった子にもできる治療なのです006.gif

●ネオCキューブの効果
実際にネオCキューブで治療したワンコを紹介します。

ミックスのコナンくんは15歳の高齢犬。
口を閉じきれないほどの大きな腫瘍が、口の中にできていました。
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この黒い腫瘍・・・検査をしていないので断定はできませんが、悪性黒色種(メラノーマ)だと思われます。
手術をしようにも、コナンくんは15歳!
そして、心臓もとても悪く、注射をした後に突然倒れてしまうこともありました。
他院で治療はしていたものの、手術はできないといわれたそうです。
数回心臓と口の治療をし、調子を整えてからネオCキューブをすることになりました。

こちらは治療10日後に撮った写真です。
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今まで口が閉じないほど大きかった腫瘍が小さくなり、口を閉じれるようになりました。

さらに1週間後の写真。
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コナンくんは、心臓の治療をしながら今まで2回ほどネオCキューブをしています。
現在も通院中です。
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by imabayashi-ah | 2010-05-11 18:28 | ネオCキューブの活躍