今林動物病院


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モルモットの帝王切開

このモルモットの親子、一見普通に見えますが・・・・
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実は、帝王切開で取り出したばかりの、生後1日目なのです。
左が母親、その右側に二匹が子供です。驚きの大きさでしょう?

幼稚園で飼われているのですが、購入してからだんだんおなかが腫れてきたので病気では?と連れてこられました。レントゲンで確認してみるとその時すでにかなり大きな胎児が二匹写っていました。購入した日時から計算すると、お店にくる以前に妊娠した可能性が高そうです。とはいえ、母親もまだ生後数ヶ月。体が小さく、難産になる可能性も高いと説明していったんお返ししました。

しかし、10日たっても生まれる気配すらなく、おなかは膨らんでいくばかり・・・
その時点では母親は元気だったのですが、このままでは妊娠中毒症や子宮破裂の危険があるため、母体の安全のために帝王切開をすることになりました。

                    手術当日の母親 
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結果・・・・出産前の母親の体重800グラムに対して、子供1匹目112グラム、2匹目87グラム。明らかに自然分娩が無理な状態なまでに、大きくなりすぎています。手術後母親は466グラムになってしまいました。体の半分を妊娠子宮が占めていたことになります!
子供たちは懸命の蘇生処置でどうにか自力呼吸を始めましたが、母親は乳腺も張っていない状態でしたので、人工保育してもらうことになりました。しかし、1匹目は翌日、2匹目は5日後に残念ながら亡くなってしまいました。
モルモットはウサギやハムスターと違って生まれた時には目も開き毛も生えた状態ですが、人工保育下での生存率はかなり低いようです。

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日曜日、母親は無事退院となりました。丸々とした容貌から「ジャイコ」と名付けられていましたが、「ジャイコじゃなくなった~!」と言われる位小さくなって帰っていきました。

子供たちは残念な結果に終わりましたが、ジャイコは小さな体で手術に耐えてくれました。抜糸の時にはすこし体重増えてくれてるといいのですが・・・
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by imabayashi-ah | 2005-01-18 07:30 | 症例