今林動物病院


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【門脈体循環シャント】

今回ご紹介するのは、1歳のパグテツ君です053.gif

3か月まえからだんだんと状態が悪くなり、他院にて治療を行っていましたが
どんどん悪くなる一方とのこと007.gif

アンモニアの数値が6月7日に一番最初に計ったときは213(正常値20~60)
で8月6日に計った時には、528にも上がっていました042.gif

早速当院でも血液検査を行いました!!
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やはり、アンモニアの数値は高いままです002.gif

そして、来た当初のテツ君は、ふらつきもあり目つきもおかしく、神経症状もでており
異常興奮している状態でした008.gif

その状態をみて、院長はすぐに門脈体循環シャントではないかとテツ君の状態を
みただけで病名を言っておりびっくりしました005.gif

レントゲンを撮ってみると、門脈シャントにみられる肝臓が正常より小さかったのです034.gif

✡ここで、簡単に門脈シャントという病気についてお話しします056.gif
正常なワンちゃんでは、腸管から吸収されたアンモニアや細菌の毒素は門脈内を通って
肝臓に入り、無毒化されます。
ところが、この門脈と全身の静脈の間をつなぐバイパスとしての静脈が存在すると、
肝臓で無毒化されないといけない有害物質あ肝臓で処理されないまま直接回ってし
まう怖い病気です。

治療をして次の日には、昨日とはまるで違って目つきもきちんとしており、
びっくりしました005.gif
治療を続けていくにつれて、元気も食欲もあり、神経症状お落ち着いているとの
ことでCT検査を行うことになりました056.gif

こちらがCT写真です072.gif
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院長が言っていたとおり、門脈体循環シャントになっていたのです007.gif
本来であれば、黒く丸している血管はあってはならない血管です057.gif

これから治療を続けて、状態が落ち着いてから手術を行う予定となっております056.gif
テツ君これから頑張ろうね058.gif
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by imabayashi-ah | 2016-08-27 11:44