今林動物病院


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糖尿病オンパレード

先週末からの数日間、糖尿病の患者さんが立て続けに訪れました。

一口に糖尿病といっても、原因は様々です。そこで今日はそれぞれの糖尿病の実例を挙げながらご紹介していきます。

●シーズーのナツちゃん 副腎皮質機能亢進症による糖尿病
他院で糖尿病の診断はされていましたが、コントロールができず、元気がなくなり来院した子です。インスリン単独での管理が難しいため、検査をしてみたら副腎皮質機能亢進症であることが判明。副腎機能を抑える薬との併用で維持が可能となりました。体調がよくなり、発情が来たときに再度コントロールが難しくなりましたが、無事避妊手術も済ませて現在は少ない量で維持できるようになりました。

●ボーダーコリーのラブちゃん
この子はインスリンのみでコントロールできていましたが、発情をきっかけにインスリン抵抗性が高まり、高用量を必要とするようになったため、避妊手術をおこないました。ホルモン関与がなくなった今はインスリンのみでコントロールできています。

●パグのモクちゃん
この子は数年前の夏、熱中症になったのがきっかけで多臓器不全をおこし、その後糖尿病を発症しました。かれこれ数年自宅でのインスリン注射を続けています。

●シーズーのパックン
もともと膵外分泌不全という病気をもっており、治療中でしたが多飲多尿が現れ検査したところ糖尿病も発症していた症例です。飼い主さんは毎日消化酵素を飲ませ、インスリンを注射して大忙し!

●シーズーのイブちゃん
肝臓がわるく治療中でしたが、飼い主さんの早めの申し出で早期に糖尿病を発見し、治療できた症例です。もともと肝臓だけでもかなりの異常値なので、発見が遅れていたら致命的だったかもしれません。何度も危機的状況に陥りましたが、今はそこそこ体調よく暮らしています。

ココまではワンコ。お次はニャンコです。

●ミックスのチロちゃん
おしっこをよくするということで来院。調べてみると重度の糖尿病でした。
7月に入り、飼い主さんは自宅での注射ができるようになりました。

●ミックスのゴードン

しばらく前に、皮膚の湿疹の治療で強力なステロイドとホルモン剤を使用され、医原性の原因で糖尿病を発症してしまいました。(当院では数十年前からその危険性のため使用を止めているお薬です)幸いインスリンには反応が良く、みるみる元気が出てきたので、現在は自宅でのインスリン注射をしながら微調整している段階です。


糖尿病は、放置すれば死にいたる怖い病気です。中には糖尿病と聞いただけで治療を諦めてしまったり、安楽死を希望される方もいますが、きちんと原因をつきとめ、コントロールできれば、寿命まで元気に過ごすことも出来るのです。

今日ご紹介した子達は、愛情深い飼い主さんに恵まれ、幸せな子達です。
まさに飼い主さんとの二人三脚(あっ・・・二人五脚ですね♪)で、これからも元気に頑張ってもらいたいものです。
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by imabayashi-ah | 2007-07-09 00:19 | 症例