今林動物病院


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立て!立つんだピーちゃん!

アヒルのピーちゃんは、ある日突然脚が立たなくなってしまいました。驚いた飼い主さんがピーちゃんを連れて来院しました。

聞いてみると、ピーちゃんは今まで相当な数の卵を産んでおり、最近は産む卵の殻が薄くふにゃふにゃだったり、白身だけが出てきたり、変な兆候が出てきていたようです。

レントゲンを撮ってみると、殻の薄い変形した卵がお腹の中にあります。そして、全身の骨がスカスカになり、足の骨は逆に異常に白く映っています。

長期にわたって卵を産み続けることで、骨からカルシウムが溶け出し、重症の骨粗鬆症・骨軟化症になってしまったのです。ピーちゃんは骨粗鬆症から脊椎が弱くなり、圧迫骨折した結果神経麻痺を起こし、下半身不随(麻痺)を起こしたようです。

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                 ピーちゃんのレントゲン

そこで麻痺には抜群の効果があるレーザー治療と、今まであまり重視されていなかった栄養管理(カルシウムや、ビタミンDなどの補給)をしていくことになりました。幸いこの子は大きいので、神経ビタミンなどの注射もすることが出来ます。

b0059154_958329.jpg

           レーザーして気持ちよさそうなピーちゃんです。

レーザー直後からさっそく嬉しい変化がありました。冷たく、後ろに伸びきっていた足が温かくなり、すこし力が入るようになったのです。卵つまりの為の炎症止めの注射も合わせて行なったので、翌日には詰まっていた卵も無事出てくれました。

飼い主さんは片道一時間の遠方にもかかわらず、ピーちゃんのためにこまめに通院され、ついに先日ピーちゃんは立ち上がり、ヨチヨチですが歩けるようになりました!

薄くなってしまった骨が完全にもとに戻ることはありませんが、レーザーや栄養療法を続けることでよりよい生活がおくれるといいですね。

それにしても・・・「骨そしょう症」って言い難いですよね・・・!?

私はいつも「骨しょしょうしょう」ってなっちゃいます(笑) これでは何のことやらわかりませんが、口がまめらないので見逃してくださいね。(^_-)-☆
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by imabayashi-ah | 2007-07-26 10:42 | 症例