今林動物病院


気まま更新の診療日誌です。

以前の記事

2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
more...

カテゴリ

全体
症例
今日の出来事
CTの活躍
手術
患者さん
医療機器
ネオCキューブの活躍
スタッフのわが子たち
スタッフより
学会だより
お知らせ
トリミング
迷子さん
里親募集
パピーパーティー
未分類

リンク

今林動物ケアクリニックHP

行橋動物ケアクリニックHP
行橋市にある当院の分院です。

記事ランキング

カテゴリ:ネオCキューブの活躍( 2 )

ネオCキューブ―その2―

今回の画像には、処置中の画像も載せておりますので、苦手な方はご注意ください。


4月に入ってすぐ、とても人懐っこいダックスのチョンちゃんが初めて来院しました001.gif

年齢は15才ながら元気いっぱい003.gif

しかし、元気な姿とは裏腹に本来左目があるはずの場所には大きな腫瘍が・・・


昨年の3月頃から左目の奥から出てきた腫瘍がどんどん大きくなってきたとのこと。


チョンちゃんが気にしてこすりつけ、出血をするようになったので来院されました。


この時点で表面から確認できる腫瘍の大きさは約4cm大008.gif


眼球は腫瘍に押しやられてどこにあるか分からず、かなり痛々しい姿でした007.gif


b0059154_2073493.jpg




この目の腫瘍がどこまで進行しているのか調べるために、CTを撮影すると・・・


b0059154_20141612.jpg


なんと、骨が溶けて腫瘍が脳まできていました007.gif

写真では解り辛かったのですが、CTではこのように目が飛び出しているのが一目瞭然!

かなり奥まで進行しているので、手術で取り除くのは不可能と判断。



しかし、このままでは、どんどん悪化する一方なので、



以前にもこのブログで紹介したネオCキューブを使用することに!!



取れる範囲で、腫瘍を焼き切り、ネオCキューブ処置を006.gif

これが処置中の画像です
b0059154_16431320.jpg



2回のネオCキューブ処置を行い、今ではこんなに小さく003.gif

b0059154_20145339.jpg


b0059154_1634339.jpg




今では、出血もなく、病院に来た時はとても元気に吠えて、スタッフもすぐにチョンちゃんが来たことがわかります003.gif

ネオCキューブは高齢な子や、弱っていて手術が不向きな子にも使えるという新しい治療法で、私たちスタッフも、ネオCキューブの活躍に驚きの毎日です。


今日も、チョンちゃんは元気に来院しています012.gif
[PR]
by imabayashi-ah | 2010-06-09 14:00 | ネオCキューブの活躍

新登場!ガンの新しい治療―ネオCキューブとは?!

当院へ ネオCキューブ という、新しい医療機器が入りました001.gif
b0059154_12562370.jpg


この機械 温熱療法で腫瘍をやっつける強者なのです006.gif

●温熱療法とは027.gif
 ヒトの細胞は42.5℃以上に温度があがると、急速に死んでいってしまいます。
 そこで、この原理を利用したのが温熱療法!
 腫瘍細胞の温度を上昇させて、腫瘍細胞を死滅させてしまおう!という治療法です。

●ネオCキューブの紹介
 腫瘍細胞の温度を上げるといっても・・・どんな風に加熱していけばいいのでしょうか?
 そこで研究開発されたのがこのネオCキューブなのです!

 ネオCキューブから延びる、5本の線。
 先はこのようになっています。
b0059154_12582524.jpg

 針になっているのです。
 この針の温度を40℃~80℃に設定し、腫瘍に刺して10分間。
 腫瘍細胞が熱により、死んでいきます。
 といっても、治療後すぐに効果が表れるわけではありません。
 3日、1週間、2週間…少しずつ腫瘍が小さくなっていくのです。


こちらは業者さんからいただいたものです。
b0059154_13243870.jpg

60℃で10分間施術すると、針を中心に7mm~10mm程度の細胞を壊死することができます。


●ネオCキューブのメリット
 “腫瘍” と聞くとすぐに 「手術をした方がいいの?」 と思う方もいらっしゃるでしょう。
 でも高齢な子や、心臓疾患、心肺機能が低下している子などは、全身麻酔をかけることが
 大変な負担になり、命がけの手術になることもあります008.gif
 また腫瘍のできた場所によっては、手術をすることが難しい場合もあります。
 そこでネオCキューブの登場です!
 ネオCキューブの利点は以下の通り。

   ・短時間の治療のため、動物への負担が
   少ない。
  ・手術時の麻酔量に比べて、かなり少ない
   麻酔量(鎮静程度)で治療できる。


つまり手術が難しかった子にもできる治療なのです006.gif

●ネオCキューブの効果
実際にネオCキューブで治療したワンコを紹介します。

ミックスのコナンくんは15歳の高齢犬。
口を閉じきれないほどの大きな腫瘍が、口の中にできていました。
b0059154_16492894.jpg

b0059154_171143100.jpg

この黒い腫瘍・・・検査をしていないので断定はできませんが、悪性黒色種(メラノーマ)だと思われます。
手術をしようにも、コナンくんは15歳!
そして、心臓もとても悪く、注射をした後に突然倒れてしまうこともありました。
他院で治療はしていたものの、手術はできないといわれたそうです。
数回心臓と口の治療をし、調子を整えてからネオCキューブをすることになりました。

こちらは治療10日後に撮った写真です。
b0059154_17121656.jpg

今まで口が閉じないほど大きかった腫瘍が小さくなり、口を閉じれるようになりました。

さらに1週間後の写真。
b0059154_17165588.jpg


コナンくんは、心臓の治療をしながら今まで2回ほどネオCキューブをしています。
現在も通院中です。
[PR]
by imabayashi-ah | 2010-05-11 18:28 | ネオCキューブの活躍