今林動物病院


気まま更新の診療日誌です。

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カテゴリ:症例( 98 )

椎間板ヘルニアのダックスCT

 今回ご紹介するのは、ミニチュアダックスで7歳のショコラちゃんです001.gif
ショコラちゃんは2月の9日に昨晩から後肢が動かなくなり
立ち上がれなとの事で来院されました。007.gif



ショコラちゃんの状態をみてから
当院ではすぐにCT検査を行いました
こちらがショコラちゃんのCT画像です。
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CTでは第11~12胸椎が椎間板ヘルニアに
なっているとの診断でした007.gif057.gif
椎間板脊髄炎のことも考えての治療を進めて行くことが決まりました。



ショコラちゃんは9日のCT検査の日から
4日間毎日レーザー治療とお注射と
コンパニオンセラピーレーザーという
威力の強いレーザーを使った治療を行ないました016.gif056.gif
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飼い主さんも日々少しづつ改善していくショコラちゃんを見て
熱心に病院に連れてきてくださいました。



4日目の13日の治療の時には
痛覚もしっかりしてきて少しの間立つこともできるまでに
改善してきました058.gif


これからも治療を週に1回は続け
回復していけることをスタッフも楽しみしています。072.gif
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by imabayashi-ah | 2017-02-14 14:28 | 症例

【急性膵炎のネコ】

こんにちは056.gif動物看護士の松尾です032.gif

今回ご紹介するのは、ネコで9歳のしじみちゃんです001.gif
 しじみちゃんは平成20年から当院にかかられています。

しじみちゃんは今年の12月15日に2,3日元気食欲がなく
水をのんでも嘔吐をしてしまうとの事で来院されました。
来た当初は脱水もひどく体温も37.6度と低くなってしまっていました。008.gif

すぐにお注射とレーザー治療を行ない翌日も来てもらうことに。

16日には血液検査を行いました。
結果では膵臓の値を示すLIPが機械では数値が測れないほど
高い数値との結果に!!
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膵炎の治療と同時に他の臓器の治療も行いました045.gif




翌日17日には元気食欲も少し出てきました。
17日からも5日間毎日治療に来てもらい

22日の血液検査ではなんとすべての項目が
ほぼ正常値になりました。
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今回の結果より腸炎から起きた急性膵炎と決まりました。
少し落ち着いてくるまでは
近間隔での治療となりますが
しじみちゃんはご飯もお水も飲むようになり
元気も出てきた様子です045.gif053.gif

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by imabayashi-ah | 2016-12-25 12:56 | 症例

【可愛いウサギさん】

 今回ご紹介するのは、ウサギで9歳のつくしちゃんです016.gif
つくしちゃんは平成25年から当院にかかられています。


つくしちゃん以前は、斜頸や胃に対する治療も行っていましたが
現在は調子もよく乳腺のしこりに対する治療のみを
定期的に行うようにしています004.gif

とっても可愛くていつも診察室で
元気にゲージから顔を出してくれています053.gif029.gif

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by imabayashi-ah | 2016-10-12 11:54 | 症例

【斜頸のミニチュアダックス】

 今回ご紹介するのは、ミニチュアダックよくなるにつれてスで13歳のももちゃんです016.gif
ももちゃんはH27年から友人の紹介で当院にかかられています056.gif


今年の7月頃からももちゃんは、頸椎や腰を痛めてしまったため
前足や後ろ足がふらつくとのことでレーザー治療を行っていました013.gif
1週間ほど続けてのレーザー治療で前肢や後肢のふらつきは
ずいぶんとれてきたももちゃんだったのですが、7月の半ば頃から
三半規管の問題もあり、眼振と斜頸がおこり頭が右側に傾いた状態に
なってしまいました007.gif
当院ではすぐに、お注射と耳の下にレーザー治療を行うことになりました072.gif
元気や食欲はあったももちゃんですが、傾きがひどかったこともあり
初めは1日おきのペースで通っていただき治療を行うことに001.gif
よくなるにつれて5日おきや1週間おきのペースに変更になり
ももちゃんは少しずつ眼振や傾きが改善されていきました058.gif

現在は2週間おきで通われているももちゃんですが、
動きに問題はなく、傾きも徐々に減ってきています038.gif

改善されていくに連れてももちゃんの飼い主さんも
とても喜ばれていましたが、ここまで回復できたのも
飼い主さんが熱心に治療に連れてきてくれているおかげだとおもいます045.gif
056.gif
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by imabayashi-ah | 2016-09-14 10:14 | 症例

【肺に水がたまってしまうマルチーズ】

こんにちは056.gif動物看護士の崎野です011.gif

今回ご紹介するのは、マルチーズのジュニアちゃん053.gif

ジュニアちゃんはなんと17歳!!!!!005.gif(人間で例えると約87歳)
1才のころから定期的に通ってくれています058.gif

平成25年の6月に呼吸が荒いとのことでご来院されました008.gif
心雑音もひどく肺に水が溜まっている状態でした007.gif
続けて治療をし、次の日には心音もだいぶんよくなり夜は
ぐっすり寝ることが出来るようになるまでになりました012.gif

グッタリして命にかかわる状態を何度も繰り返しながらも薬と定期的な治療により
いい状態を保つことが出来ています016.gif

ジュニアちゃんが元気でいられるのは治療に定期的に連れてきてくれる
飼い主さんのおかげだと思います058.gif072.gif

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by imabayashi-ah | 2016-09-09 11:16 | 症例

奇跡の復活☆★☆

お久しぶりです!!スタッフの原です001.gif

夏も終わり、ずいぶん涼しくなりましたね023.gif
今年の暑さにバテていたペット達には朗報となっているのではないでしょうか??

そんな9月のある日、
いつも元気なノルウェージャンフォレストキャットの
ランちゃん(女の子・7歳)が来院しました。
普段は爪切りや予防接種、トリミングで来ているのですが、
今回はいつもと事情が違うよう005.gif

話を聞くと、少し前から元気がなく、嘔吐をしているとのこと020.gif
食欲もなく、3日くらい食べていないとのことでした002.gif
血色も悪く、脱水も起こしていました054.gif

すぐさま血液検査を行い、出た数値がこちら↓

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赤線の引いてあるBUNとCREの二つの数値。
これは主に腎臓が悪くなった際に上昇する数値です。

注目すべきはBUNの『>140』という箇所で、140以上ということを表しています。
これは当院の機械で測れる限界の数値以上で、
つまり腎不全末期の状態でした008.gif
(BUN=17.6~32.8が正常値と言われています。)

それに加えて更にCREの数値も17.0。
正常値は0.8~1.8といわれているので
こちらも致命的な数値にまではねあがっていました。

レントゲン検査も行いましたが、、、

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分かりにくい写真ではあるのですが、
腎臓の腫大も疑われ、水腎症との診断が下りました054.gif

あまりにも悪い結果に、
いつもは気丈な飼い主さんもかなりショックを受けていました007.gif

まずは注射による治療を行い、
明日も通院してもらうようお伝えして、この日は帰って行かれました。

来院2日目。
治療後も数回嘔吐があったとのことでしたが、
ドライフードを数粒口にしたそうで、
少しだけ顔つきが落ち着いてきていました。
ですが、まだ家ではあまり元気がないそうです014.gif

この日も飼い主さんも心配そうに帰って行かれましたが、
ここからランちゃんは奇跡の復活を遂げるのです!!!

来院3日目。
やはり嘔吐が一回あったそうですが、
それ以降は一回も吐いていないとのこと。
昨日より食欲も出てきているそうです005.gif

来院4日目には、嘔吐もなく更に食欲は増加005.gif
飼い主さんも困るほどの食欲で、
ひたすらご飯をねだってくるとのことでした053.gif

その後も日に日に食欲は増す一方で、
通院一週間でほぼ本調子まで回復しました016.gif

来院8日目に行った血液検査の結果がこちら↓

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数値が急激に低下しているのが分かりますか?!

BUNに関してはまだまだ正常値には届きませんが、CREは正常値になりました。
院長やスタッフも驚くべき回復力です005.gif

翌日まで続けて通院していただきましたが、
注射の時、嫌がって院長に噛みつきにくるほど元気いっぱいで、
通院も一日おきに変更になりました037.gif

今回のように状態や数値の変動が急激な場合、『急性腎不全』を疑います034.gif

対して、逆に変動が穏やかな場合は『慢性腎不全』を疑います034.gif

どちらも初期の段階では判断は難しいのですが、

急性の場合は初期であれば回復の見込みがありますが、
慢性の場合は回復にかなり時間を要するとともに、
急性に移行していく場合もあり大変危険です031.gif

どちらにせよ、早期発見・早期治療が一番!!

ペットの食欲や元気に常日頃から気をつけておいてくださいね072.gif
また、嘔吐を繰り返すようなら早めに来院されることをお勧めします072.gif

元気になったランちゃんからのお願いでした003.gif003.gif

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by imabayashi-ah | 2013-10-02 13:06 | 症例

子犬の緊急事態!!

6月中旬のある日、生後2カ月のシーズーが1日中嘔吐をしているということで来院しました。


当院は基本的に、極力入院をさせない方針なのですが、
この子の場合、元気が全くなく目もうつろで危険な状態だったため、
やむなく入院をさせて治療をすることにしました002.gif

そして、お預かりした後に嘔吐をしたものがこちらです。

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血も混じった胃液を大量に吐いており、状態がよくないことがわかります007.gif

この後、更に元気がなくなり、また一段と危険な状態になってしまいました。


便の検査などで細菌性胃腸炎ということが判明したため、徹底的に治療を行い、
なんとか胃腸炎は抑えられましたが、嘔吐をしていた影響で喉と鼻の中が火傷状態になっており・・・

水を飲む事もできず、鼻からは膿がでていて呼吸も苦しく、さらに誤えん性肺炎も発症していました007.gif

一時は水を1滴飲むのにも泡を吐いていたため、院長直々に時間をかけ、
少しずつ慎重に水を与えたり、流動食を与えたり・・・。

最初は水を飲むのも本当に苦しそうでしたが、この子も頑張って耐えてくれました!

ほんの少しの水や流動食から始まり、少しずつ量を増やせるようになり、1粒ずつドライフードも食べれるようになり・・・

このような院長の処置と徹底的な治療の結果・・・入院から5日目には自分でしっかりとドライフードを食べれるまでに回復072.gif

その後は日に日に吠える声も大きくなり、スタッフに甘えてくるまで元気になりました012.gif

そして入院してから1週間後・・・こんなに元気になり退院していきました056.gif
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当院には、難しい手術が必要な動物や治療の難しい動物が多数来院し、毎日と言ってよいほど大きな手術や難しい手術などを行っていますが、今回の子のような小さな動物達を助けるのも大切な役目であり、私たちは少しでも多くの命を救えるよう、日々治療を続けています058.gif
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by imabayashi-ah | 2012-06-15 19:59 | 症例

変形性脊椎症のモモちゃん

こんにちわ001.gif
二度目の登場、スタッフの原です071.gif
今回は私たちスタッフもビックリな症例をご紹介します072.gif

1月の終わりごろ、
大きなゲージに入って来院した、
2歳のアメリカンコッカー・スパニエル。名前をモモちゃんといいます。

その時、既に後ろ足は全く動いておらず、
どんなに足先をつねっても痛がらず、
深部痛覚はゼロ008.gif
つまり全く神経の通っていない状態で、
一昨日からこのような状態になったとのことでした。


*深部痛覚とは・・・人でも指の間をつねられると痛いように
 ワンちゃんやネコちゃんも指の間をつねられると痛いので、
 足を引っこめたり、噛もうとしたりしてきます。
 主に神経の通い具合を見るための方法です。


モモちゃんは他院にかかってはいたのですが、
その病院ではムリだということで、
他の大きな病院を、ということで来院されました。

すぐにレントゲンとCTを撮り、
「変形性脊髄症」という病気だということが分かりました034.gif
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ここで当院のスーパーライザーの登場です066.gif
まずはこのスーパーライザーと注射による治療を続けてみて反応をみます。

すると、驚くべきことにモモちゃんは

次の日には痛みを感じるようになり、

4日目には自ら立てるまでに回復045.gif

そして8日目には歩けるようになったのです070.gif

今ではまた悪くならないよう、運動制限をしてもらっているほどです。
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この症例で分かるように
後ろ足が動かなくなると治るとしてもある程度の時間がかかりますし、
発症してから治療までの時間が長ければ長いほど
治りにくくなる、ということです。

そして何よりもハイパーライザーと内科的治療が大事ということです。

皆さんもペットの様子を日頃からしっかりチェックして、
少しでも痛がったり元気がなさそうなそぶりがあれば
すぐに来院されてくださいね006.gif
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by imabayashi-ah | 2012-02-08 17:31 | 症例

やっぱりすごい!“セファランチン”の威力!!

お久しぶりです006.gif最近、なかなか日記の更新ができず、前回の日記は、別のスタッフが書いてくれました038.gif雰囲気が違うとお気づきの方もいたかもしれませんね011.gif

今後、私だけではなく、他の人たちが日記を更新できるようになっていけば、色んな文書が読めて楽しいでは!?と、思いますが、もうしばらく私のみで我慢してください(笑)
いつかきっと♪



では、さっそく本題へ☆


先日、外に出ていて帰って来てから前足がパンパンに腫れたと言って来院した猫のメイちゃん

どのくらい腫れているのか、実際に診てみると・・・パ...パンパンや~!!!!008.gif




実際に写真で見てみると、一目瞭然ですね!!!


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おそらく、何かに噛まれたのでしょう007.gif


その何かとは・・・マムシです008.gif



マムシの特徴として、

・噛まれてから1~2時間でパンパンに腫れる
・噛まれた所から、マムシ毒によって持続的に出血する

の2点があげられます。

メイちゃんの症状も同じで、持続的に出血もしていました。これは、マムシに噛まれたのだろうと診断し、さっそく治療を009.gif
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写真ではわかりにくいのですが、矢印より出血。




そんなときは、「助けて~、セファランチ~ン!!」
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『学会に行ってきました☆~1日目~前編』にも書いていた通り、マムシにかまれた場合にかかせないのがこの“セファランチン”というお薬です!!


さっそく、セファランチンを注射して、次の日の午前中に再び来院してもらうことに061.gif




次の日には、昨日のグローブのようなパンパンの手に比べだいぶ腫れも引いて元気も食欲も出てきました003.gif

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その日も、同じ注射をしてまた翌日に来院してもらうことに018.gif



な、な、なんと!たった2回のセファランチンの注射でここまでちっちゃくなっちゃいました005.gif

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主にセファランチンだけの治療でここまで良くなるとは!!やっぱりセファランチンの効果はすごい005.gif


マムシに噛まれたときは、九州・沖縄の医学部では、セファランチン単独で治療に使われる所が多いそうです034.gif
ですが、まだまだ獣医の方では、マムシにセファランチンが使われる所は少なく、ひどい時には噛まれた手足を切断するケースもあるようです007.gif


当院では、マムシに噛まれた場合、セファランチンを使用し、ほとんどが治癒しています006.gif


よかったね、メイちゃん016.gifマムシには気をつけてね006.gif

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by imabayashi-ah | 2011-09-14 11:20 | 症例

猫のガリちゃん

 今回の記事には手術中の画像が含まれます。苦手な方はご注意ください。

 
 少し前の話になりますが・・・

 ある日、急に元気がなくなり、下痢をした・・・と来院したのは猫のガリちゃん。

 来院した時には体温が下がり、意識も朦朧としている状態でした。
飼い主さんにはガリちゃんがこんな風になった原因が全く解らないとのこと。
見た目では大きな変化はないようでしたが、お腹を触ってみると・・・下腹部に
変なふくらみが・・・。嫌な予感がしつつレントゲンを撮ってみると・・・

 その予感の通り、ガリちゃんの腹筋は裂けてしまっており、本来腹腔の
中にあるはずの腸が皮下に出てきてしまっていました。お腹のふくらみは
皮下に出てきた腸のふくらみだったのです。
さらに、お腹の皮膚が広範囲にわたって内出血で紫色に・・・。

 そうです、ガリちゃんは交通事故にあっていたのです。

 外に行く猫ちゃんに多いトラブルはやはりケンカと交通事故。ケンカによる傷も
わかりにくいことが多いですが、交通事故にあっても外見では大きな異変が
ないことも多く、飼い主さんが事故にあったことに気づかないこともよくあります。

 ガリちゃんはそのまま入院となり手術をすることに。
 麻酔をかけ、ヘルニア部分の皮膚を切ってみると・・・そこは思っていたよりも
ひどい状態になっていました。

 右後肢の付け根の筋肉が大きく裂け、腹腔内から腸が右後肢に沿うような形で
出てきていました。それだけならまだよかったのですが、どうやらガリちゃんは
事故にあってからしばらく時間が経過していたようで、 裂けた筋肉の周囲から
右後肢にかけての皮下組織は浮腫をおこしてドロドロになっており、組織自体の
色も赤黒く変色して壊死しつつありました。
 さらに、それよりもひどかったのは脱出していた腸の組織がすでに腐っており、
破れた腸から便がお腹の中へ漏れ出してかなりひどい腹膜炎を起こしていたのです・・・。
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写真は腐っていた腸です。本来の腸はきれいなピンク色をしているのですが・・・。

 さすがの院長も「これはもうダメかも・・・」と思うくらいひどい状態でしたが、
このままだとダメになるだけ。もし助からなくてもできるだけのことはやろう。」と
腐った腸を切り取り、まだ大丈夫な部分をつなぎ合わせ、お腹の中を徹底的に
洗浄し、大きく裂けた筋肉を何とか寄せて縫合し・・・と当院では珍しく2時間を
超える大手術になりました。


 なんとか手術を乗り越えたガリちゃん。しかし、元気はなく、ごはんも食べず・・・
やはりこのままダメかも・・・と思いながら数日・・・少しずつ水を飲むようになり、
ごはんを食べるようになり、元気を取り戻し・・・そして、大きな傷の抜糸が
終わるころにはすっかり元の調子を取り戻していました!!
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写真は抜糸前のガリちゃん。大きな傷ですが、経過は良好で、紫色になっていた皮膚はきれいに戻っています。

 一時は本当に命が危ない状態でしたが、何とかそれを乗り越えたガリちゃん。
外に行くときは車に気をつけてね!!
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 当院では「もうダメかも・・・」と思うような状況でもあきらめずに治療をして改善や
回復がみられた症例がいくつもあります。もちろん、全ての症例が上手くいく訳では
ありませんが、今回のガリちゃんは「あきらめないことはとても大事なこと」だと
改めて痛感した症例でした。
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by imabayashi-ah | 2011-06-18 17:09 | 症例