今林動物病院


気まま更新の診療日誌です。

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カテゴリ:症例( 99 )

公害、人害(?)

北九州では、ここ最近光化学スモッグが発生しているというニュースをよく耳にします。
数十年前、北九州は石炭景気に沸き、若松・戸畑一帯は大気汚染が著しいことで有名でした。今では見た目、空も澄みすいぶん綺麗になったと思っていたところ、今度は中国から流れてきたのではないかといわれる光化学スモッグです。
(本当は中国だけでなく日本からもでているのかもしれません・・・)

当院の患者さんで、八幡にお住まいで飼い主さんも光化学スモッグの影響と思われる症状が強く出ている方がいらっしゃいます。頭痛、目の刺激、のどのイガイガ・・・等の症状が酷かったそうですが・・・そのお宅のフェレットも、先日気管支炎の症状で来院しました。
人に症状が出ているくらいですから、ましてや小さなフェレットへの影響も十分に考えられます。

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これがその子のレントゲン。肺が白くにごり慢性気管支炎の像をしめしています。
(ちなみにこの子、副腎疾患も持っているので前立腺も著しく腫れています。)

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フムフム、なるほどね~。僕の咳の原因は大気汚染かもしれないのか・・・
空気清浄機、買ってもらわないと!とジャック。

しかし、ペットの健康に影響をあたえるのは環境汚染だけではありません。

飼い主さんが吸う煙草。これも呼吸器系にトラブルを引き起こす例が少なくありません。
先日激しい咳で呼吸困難になり40℃の高熱を出して運び込まれた猫ちゃんは、飼い主さんがヘビースモーカーでした。以前、慢性的な喘息発作に悩まされていた猫も煙草をぷかぷか吸うお父さんの胸の上が定位置だったそうです。

人でも副流煙の害は知られているように、目や鼻・気管への刺激が動物に及んでいることはいうまでもありません。他人や子供には気を使って離れて吸うことがあっても、いつもそばにいるペットのことまではなかなか気がいかないようです。

せめて、家の中の大気汚染だけでも防げるように、ペットのためにも禁煙・減煙、考える必要がありそうですね。
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by imabayashi-ah | 2007-05-27 01:01 | 症例

ラッキーのラッキーたる所以

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この子はポメラニアンのラッキー。数年前に尿路結石で尿道切開をしたことがあります。最近ではセキや呼吸困難など、老齢のポメ特有の呼吸器病で来院しています。もともと気道が弱い子が多いのに加えて、年を取り気管がゆるくなると喘息様の発作や気管虚脱など、重症化しやすくなるためです。加えてラッキーはかなりの肥満体。今回もゼイゼイと苦しそうなセキをするとのことで受診しました。

治療の間、飼い主さんとの会話の中で、ラッキーの名前の由来についてのお話になりました。

ラッキーの名づけ親は、お父さん。数年前に亡くなりましたが、大変ラッキーを可愛がっていたそうです。そんなお父さんが亡くなる寸前に明かしたラッキーとの出会いは・・・

ペットショップで売れ残っていた少し大きくなったポメの仔犬。2月から9月まで、7ヶ月ものあいだ、飼い主さんを待っていました。

お父さんは、その仔犬が気になりつつも購入する決心がつかず過ごしていたそうです。

そんなある日、お父さん、競艇で一儲けしました。手元に入った臨時収入の8万円。

そのお金を手にお父さんが一目散に向かったのは・・・・
あの仔犬が待つペットショップでした!かくして仔犬はお父さんの愛犬になったのです。

お父さんに舞い込んだ幸運のおかげで、家族の一員になったので「ラッキー」
これからもラッキーだけは大事にしろよと言い残してお父さんは亡くなったそうです。

お父さんとラッキーだけが知っていた名前の由来。ワンコにはよくある名前ですが、こんなドラマがあったんですね。

あなたのペットの名前の由来はなんですか?
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by imabayashi-ah | 2007-05-24 11:09 | 症例

特別入院患者

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ケージで休んでいるこの子は金曜に膀胱結石の摘出手術を受けたアンアンちゃん。

そして、ここは・・・・院長の自宅です。夕方に手術が終わり、麻酔中も何度か呼吸が止まりかけたアンアンを病院に置いておくのは不安なので、一晩院長宅で様子を見る事になったのです。

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カーヤが隣でご飯たべてます♪

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ペコは自分のケージに誰か入ってるので落ち着かずウロウロ・・・

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血尿が出たということで来院したのが先週の日曜日。気管支炎も併発しており、その治療もあわせて行なっていましたが、石が大きく、表面が粗雑な為、膀胱粘膜が傷つき出血が止まらず、飼い主さんと相談の上手術となりました。

どうやら呼吸がおかしいのは先天的な軟口蓋の過長も原因しているようで、麻酔中も舌を引き、口を開けておかないとすぐに呼吸を止めてしまいます。一般の病院でよく行なわれている気管挿管による麻酔は、気管支炎を併発しているこの子にはリスクが大きすぎるので、注射麻酔とマスクによる吸入麻酔で慎重に維持しつつ手術が進められました。

体重が2.0kgしかないアンアンは、トリミングに出したあといつも具合が悪くなるほど繊細な性格。本来なら自宅に帰ってもらい通院してもらうのがいいのですが、手術中の呼吸を考えると帰すのも、病院に置いておくのも心配です・・・・そこで院長宅が急遽入院室になったわけです。

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無事一晩を院長宅で越し、翌日飼い主さんのもとに帰ったアンアンです。よかったね♪
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by imabayashi-ah | 2007-05-19 23:31 | 症例

整形外科病院なみに・・・

先日のGWはなぜか落下や事故の患者さんが多く来院しました。

1例目はヨークシャテリアのクリートちゃん。4mもの高さの船から港へ落下し、胸を強打。来院時は横たわり首を上げることも出来ない状態でした。レントゲンを撮って見ると首の骨を圧迫骨折しており重度の神経麻痺を起こしています。すぐに脳や神経の浮腫を防ぐステロイドを投与し、レーザー治療を1日3回じっくりと行ないました。この子は数日の入院治療で驚くほどの回復を見せ、先日無事退院しました。

2例目は生後2ヶ月のトイプードルの仔犬。ちょっとした高さから下に落ちた際に前足を痛め激しく鳴いていたそうですが、幸い骨格に異常はなく、レーザー治療後には普通に歩けるようになりそのまま帰宅できました。

3例目はヨークシャテリアの女の子。いつも高いところに登るのが好きで、当日もどこかに登っていたようですが誤って落下した際に頭を強く打ち、意識が混濁した状態で運び込まれました。頚椎の捻挫も疑われましたが、当日夕方には注射とレーザーの効果が出て、ほぼ通常とおりの行動がとれるまでに回復しました。重症の脳震盪を起こしていたようです。

そして診察も終了間際に来院した4例目はイタリアングレーハウンドのアニーちゃん。この子は落下したわけではなかったようですが、飼い主さんが見つけたときには明らかに前足がおかしな方向に捻じ曲がり、一目見ただけで骨折しているのがわかるくらいでした。急遽ギブスを装着して入院治療となりました。アニーちゃんは手術は免れないかもしれませんが、足の痛みも引いた今、快食快便でとっても元気。

連休最終日には12歳のポメラニアンのおじいちゃんがちょっとした弾みで股関節を脱臼して来院です。この子は心臓や気管が弱っており、麻酔に耐えられそうもないのでレーザーと痛み止めの治療をしながら整復の時期を見極めなければなりません。

レントゲンとレーザーがフル回転で、まさに整形外科医院と化していた今年のGWでした。
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by imabayashi-ah | 2007-05-08 00:56 | 症例

フクちゃん元気に退院

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先日、モルモットのフクちゃんの乳腺にできた腫瘍の切除手術を行ないました。

かれこれ一年近く、腫瘍を持ちながら抗生物質や消炎剤で対症療法を行ないながら維持していましたが、最近になって自壊して大量に出血し始めたため、手術に踏み切ったのです。

飼い主さんのおばあちゃんは、あまりの出血の激しさに安楽死をと泣く泣く連れてこられたのですが、出血している以外にはフクちゃんは意外と元気なので、手術による腫瘍の切除を決断しました。

ちなみにフクちゃんは男の子。モルモットはなぜかメスばかりでなくオスにも乳腺腫瘍ができることがあります。(他の動物では非常にまれなことです)

手術で取り除いた乳腺と反対の乳腺にもしこりがありますが、こちらはまだ小さいのでそのまま様子をみることに。フクちゃんは5~6歳と高齢のため、手術を極力短時間ですませたいのです。

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手術が終わって麻酔が覚めると、フクちゃんはもりもり野菜を食べ始めました。
心配されていた術後の経過も良好で、先日おばあちゃんに連れられ退院していきました。

おばあちゃんの可愛い相棒、フクちゃん。元気で長生きしてほしいですね♪
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by imabayashi-ah | 2007-04-27 07:30 | 症例

ナゾの突起物

本日来院したハムスターのほっぺにナゾの突起物が!!
飼い主さんは目が悪く、少し前からほっぺに何か付いてるな~と思ってたそうですが(笑)

そのままでは暴れて見せてくれないので、ガス麻酔ですこし眠ってもらいました。
           (麻酔中の写真です。キョトンとしてますね)

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麻酔が効いたところで確認してみると、何とそれは伸びすぎた上の前歯がぐるりと巻いて、ほっぺの皮膚を突き破って外に出ていたものでした!堅いものは食べれなかったものの、割と元気にしていたというから驚きです。

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                  カットした歯です。スゴイの一言・・・

よく調べてみると、下の前歯はすでに抜け落ちて無く、上の歯もこの一本だけでした。おそらく歯槽膿漏を起こして抜けてしまったのでしょう。ハムスターやウサギではこのような切歯の咬みあわせが悪い例が良く見られます。先天的なものもありますが、ゲージを咬む癖などがあると発症することが多いようです。草食動物の歯は歯根が生きている限り、生涯延び続けますから、発見されたときにはびっくりするくらい伸びてることもしばしばで、定期的なカットが必要になります。

この子のような伸び方は極めて特殊な例ですが・・・えさの食べ方や前歯の状態には普段から気をつけておきましょう!
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by imabayashi-ah | 2007-04-09 23:32 | 症例

ハムスターといえば・・・

ほっぺたの袋にえさを詰め込む姿、可愛いですよね♪

ところが1才になるクッキーちゃんの頬袋、大変なことになっちゃいました!

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頬袋が炎症を起こして口の外に出てしまい、違和感から自分で咬んで傷もできています。脱出した頬袋はもはや口に入らないほどに腫れあがっています。

幸い、頬袋は食べ物を入れて持ち運ぶ為の組織で切除しても生活に支障はありません。早速麻酔をかけて脱出した頬袋を切除することになりました。犬用の麻酔マスクに入ってもらい、しばし眠っていただきます。

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                    何がはじまるの??

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無事手術がおわり、早速キャベツをほおばるクッキーちゃんです。邪魔な袋がなくなってすっきりしたことでしょう♪これから数日は感染を防ぐ抗生物質を服用してもらいます。

ご協力ありがとうございます
先日ご紹介した秋田犬の天ちゃん、新しい飼い主さんが見つかりそうです。子猫も何件かおといあわせを頂いています。
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by imabayashi-ah | 2007-03-24 22:07 | 症例

よくぞ吐いてくれました!

7歳になるシーズーのチロちゃんが、一時間前にボンレスハムのネットを食べてしまったということで来院しました。美味しい匂いがしみついてたんでしょうね・・・

バリウムを飲ませてレントゲンを撮ってみると・・・
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胃の中にやはりネットらしきものが残っています。幸い閉塞はしていませんでしたが、催吐処置をするには大きすぎ危険だし、ひも状なので内視鏡でも取り出すのは難しそう。

胃切開で取り出すしかないかと、翌日午後3時に手術の予定を組み、手術準備をしていたところ、「チロがたった今ネットを吐きました!!」とお電話が。手術予定時間の30分前のことです。

吐いたネットと共にやってきたチロちゃんです。
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飼い主さんも私たちも吐いたネットの大きさにびっくり!!よく無事に吐いたものです。

手術になるかと心配していた飼い主さんもホッと胸をなでおろし、良かった良かった!ムード漂う中、院長は「このやろ~、手術代もらいそこなったやないか~。」とおっしゃいました。

院長、院長が言うと冗談に聞こえませんから・・・(汗) 

何はともあれ、手術せずにすんで良かったですね!自分のことは自分で解決。飼い主思いのチロちゃんです。念のため胃炎・食道炎の治療をあと数日頑張ってね!
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by imabayashi-ah | 2007-03-15 14:32 | 症例

涼しい顔をしてるけど・・・

ある昼下がり、病院に一本の電話が。

「インコの口ばしに鈴がはまってしまって・・・」かなり焦った様子の飼い主さん。

応対した院長が、「自分で取れませんか?」と聞いてみたところ、

「取れませ~~ん!」とのこと。

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やってきた小桜インコさん。鈴をくわえて遊んでいるように見えますが・・・

いざ、取ろうと鈴を引っ張ってもびくともせず!!鈴の隙間に口ばしがガッチリ食い込んでいます。首を折らないように慎重に(冷汗)、かつ力をこめて引っ張り、取り除きました。

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なんとか鈴から解放されて安堵の表情。

金属製のおもちゃは小さいものだと飲み込んでしまったり、鉛が使われているものでは鉛中毒をおこすこともあるので、小鳥さんに与える場合は充分気をつけてくださいね。
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by imabayashi-ah | 2007-03-13 00:20 | 症例

骨折の二匹

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この子は生後半年のプードル、キャンディーちゃん。

ワクチン接種希望で来院した時、あまりに細いので、もう少し体力つけて太ってからね、このままじゃちょっとしたことでも骨折するかもよ・・・とお返しした数日後、抱っこしてて落ちたあと足がおかしいんです~!と再度来院。

レントゲン撮って見ると・・・
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ポッキリいっちゃってます・・・。

成長期ということもあり、外科手術で固定してしまうと骨の成長に影響が出る為、テーピングでの固定となりました。

そして、キャンディーの入院中の日曜日、芝生の上で走っていて急にキャンと鳴いてその後全く足を着かなくなったとやってきたのが同じくプードルのアリスちゃん。

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アリスちゃんのレントゲンは・・・
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ああ、見てるだけで痛くなります・・・

アリスちゃんの骨折は変位が激しくテーピングで対応できないため、外科手術適応となりました。


今回骨折してしまった二匹に共通していたことは、栄養に問題があったということ。

キャンディーちゃんは、おそらくはショップでの栄養管理や飼い主さんへの指導が間違っていたのでしょう。来院時には姿勢がおかしくガリガリに痩せていました。

そしてアリスちゃんはすでに5歳になっていますが、やはりこの子も以前から食が細く、偏食が強くて栄養に偏りのあるまま過ごしてきたそうです。

二匹の骨は折れるべくして折れてしまったのかもしれません。

プードルやポメラニアンは小型犬の中でも特に骨が細く、ちょっとしたことでも骨折してしまいます。段差や抱っこ状態からの落下や、運動時などは特別注意が必要です。
加えて、適切な栄養を与えて丈夫な骨を作れるように、小さい頃からの栄養管理がとても重要になります。

特に、仔犬のときはフワフワの毛のおかげで痩せすぎていることを認識できていない飼い主さんも多いようです。ショップの食事に関するアドバイスの中には耳を疑いたくなるようなものもあります。(あまりに少ないフード量の指示、逆に栄養過多になるような与え方を指示していることも・・・)

仔犬と暮らし始めたら、ワクチン接種はさておいて、まず栄養状態のチェックに来院されることをお勧めします。病院ではその子の栄養状態に応じたフードや与え方をアドバイスしています。
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by imabayashi-ah | 2007-03-01 11:42 | 症例