今林動物病院


気まま更新の診療日誌です。

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年末年始の診察時間について

あっという間に12月中旬005.gif
世間はすっかりクリスマスムードですね072.gif
当院も、昨年までは飾る場所がなくて泣く泣く断念していたクリスマスツリーを、今年はゲットしました012.gif

受付のツリー035.gif
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待合室のツリー024.gif
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こちらは紀州犬のももちゃんの飼い主さんから頂いたかわいい飾り016.gif
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前回、日記に載せたのは秋バージョン。
そして今回はクリスマスバージョン!です。



先週末には、私たちも忘年会を行いました068.gif
美味しい料理とお酒をいただきつつ、今年の反省と来年への新たなる決意を発表しあいました006.gif
今年は病院の移転という、かなりの一大イベントがありましたが、バタバタしながらも毎日をしっかりとこなすことができたのは…たくさんの方々と行橋スタッフの協力、そして一緒に頑張ってくれたスタッフのおかげだと思っています。
やっぱり私としては…去年と同じようなことを書きますが001.gif「より良い病院」を目指したい…という想いは変わらず006.gif
動物たちにとって、飼い主さんにとって、そして私たちにとっても「より良い病院」にできるように努めていきたいと思います。


さてさて、年末の診察時間についてですが…年中無休の当院はもちろん休まず診察しております006.gif
診察時間は変更しておりますので、ご注意ください!

12月31日     9:00~12:30   
            午後休診
1月1日~3日   9:00~12:30   
           14:00~16:00
1月4日以降    平常通り


年末年始は診察している病院がとても少ないと思います。
「何かおかしい」と思ったら、早めにご来院されてくださいね001.gif
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by imabayashi-ah | 2009-12-16 13:37 | お知らせ

フェレットのゴンタくん

※今回の記事には、手術中の写真も掲載しておりますので、苦手な方はご注意ください!!

生後2か月の頃から当院へ通っている、フェレットのゴンタくん、現在6歳。
3月には7歳になります001.gif

そんなゴンタくんに一大事が起こったのは、11月上旬の頃。
な、なんと、おしっこが出なくなってしまったのです008.gif
おしっこが出ない、というのはかなりの一大事!!
おしっこはもともと体にとっていらないもの、有毒なものを出すためのものです。
このまま放っておくと、体中に毒素が回ってしまい、命を落とすこともあります。


院長が細い目を細めて一生懸命見つめるのは、ゴンタくんの下腹部。
おちんちんが出てくる部分の皮膚が、癒着して(くっつき合って)いて、おちんちんを出すことすらできません。
ここをメスで切開。
そして、おちんちんを出そうとすると・・・今度はおちんちんの包皮が癒着していて、おちんちんを出せません。
そこで、ここもメスで切開。
やっとこさおちんちんを出すことができましたが、今度はおちんちんの先の尿が出るところ(尿道口)の皮膚が癒着して、穴が塞がってしまっているのです008.gif
ここもメスで切開。
3か所も癒着していて、メスで切開したゴンタくん!
ゴンタくんの体の中では、大変なことが起こっていたのですね008.gif
こうして、この日は無事におしっこを出せるようになったのですが…また繰り返す可能性が高いぞ、と院長は言っていました…。


次の日、またもやおしっこがでなくなってしまったゴンタくん。
昨日開いたところが、すでに塞がりつつありました007.gif
このまま何度も同じことを繰り返していたら、ゴンタくんにかかる負担はかなり大きいでしょう。
ということで…やむを得ず、人口尿道を作る手術をすることになりました。

下腹部の尿道に当たる部分をメスで切開して、新たな開口部を作る手術。
もともと体の小さいフェレットの手術は、とても細かい作業になります。
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手術は丁寧にかつスピーディーにすすめられました。


こちら手術直後のゴンタくん。
まだ安定剤が効いていて、ぼや~っとしています。
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こちらが今回作られた人口尿道。
紫色に見えるのは吸収糸で、とても細かく縫合してあります。
ゴンタくんのおしっこは、ここから出てくるようになります。
人口尿道の上の方にある部分が、本来おしっこを出していた部分です。



そして、手術から10日後。
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ゴンタくんはとっても元気にしています。
食欲モリモリ、おしっこもジャンジャン出ているそうです006.gif
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院長につかまれ、足を開かされるゴンタくん。
かなりいやそうですね…002.gif
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この通り、人口尿道もバッチリです!006.gif
吸収糸がとけるまで、もう少し!!
それまで、カラーは我慢していてね001.gif
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by imabayashi-ah | 2009-12-09 13:46 | 症例

Mix猫のにぼちゃん

ある日のこと。

「今から、手術をしてほしいのです!」 と突然の電話。
びっくりした私たち005.gif

詳しくお話を聞くと、1か月くらい前から嘔吐することが増えてきて、昨夜から様態が急変したそうです。
元気・食欲もなく、茶色の液体や泡を吐いていて、便をした後に出血をしていたとのこと。
慌てて救急病院へ連れて行ったところ、大腸に大きな腫瘍があって腹膜炎を起こしてることと、すぐに手術をしないといけないかなりの緊急事態、と言われたとのことでした。
とにかく現状がよくわからないので、すぐに来院してもらうことになりました。


11歳の猫、にぼちゃんです。
かなり弱っていて、ぐったりしています。
救急病院で血液検査、エコー検査を受けたようですが、本当に腫瘍があるのかどうか、どのような腫瘍なのか、手術した方がいいのか否かを判断するために、エコー検査とCT検査を行うことになりました。
検査をすると…大腸にはっきりと腫瘍らしきものが確認できました。

大腸がん、もしくは大腸に重症な化膿を起こしており、それによる腹膜炎も起こしている状態です。
緊急手術が必要と言われたものの、あまりにも状態の良くないにぼちゃん…。
手術はかなりの命がけになり、手術をするための安定剤を使った時点で亡くなる危険性もお話しました。
もし手術を乗り切ることができても、体力的にもかなり弱っているため、予後の状態も心配されます。
飼い主さんと時間をかけてよく話し合った結果、あせって今すぐ手術はせずに、対症療法を続けることになりました。
治療をしていき、状態が少し良くなってきたら手術もできるかもしれないし、手術をする必要もなくなるかもしれない…という望みをかけて…。


次の日も来院していただいて、2回目の治療。
にぼちゃんは、元気も食欲もない状態。
お腹が痛くて、食べれる状態ではないのでしょう。

でもここからにぼちゃんの奇跡の快進撃072.gifが始まるのです006.gif

3回目の治療。
この日はなんと、少しですがごはんを食べれるようになりました005.gif

5回目の治療。
かなり元気がでてきたにぼちゃん。
ご飯もばっちり食べれるようになったのです!
でも便はまだ、黒っぽい下痢便がでています。
あまりに元気がでてきたので、エコー検査をしてみると…
あれだけ大きかった腫瘍らしきものが、かなり小さくなっていました!005.gif

まだまだ安心はできないので、しばらくは1日おき…2日おき…週に2回、週に1回ペースで治療に来てもらい、適宜エコー検査を行っていきました。
日に日に小さくなるにぼちゃんの腫瘍!!
そして、日増しににぼちゃんの元気と食欲は出てきました。

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こちら、元気になったにぼちゃん。
げっそりしていた初診の頃とは比べ物にならないほど毛づやも目つきも良くなりました!
カラーをしているのは…注射時に怒るからです(笑)

初診から2カ月がたちますが、今では嘔吐・下痢もせず、元気いっぱい、食欲モリモリ、快便とのこと003.gif!!
よかったねぇ~にぼちゃん001.gif
今も、2週間に1度のペースで治療を続けています。


さてさて、おなかの腫瘍らしきものは結局何だったのでしょうか・・・013.gif
院長に聞いてみると、大腸がんでも、腫瘍でもないとのこと。
腸粘膜が何らかの原因で重症な化膿を起こして、腫瘍のようにひどく盛り上がっていたのだろう…と説明してくれました。


動物病院では、緊急の処置や手術が必要なケースもありますが、今回はあせって手術をせずに対症療法を続けたため、にぼちゃんは命をとりとめることができたのだと思います。
正しく豊富な知識、技術力、的確な判断力…その他もろもろが求められる獣医という職業…。
常日頃感じていることですが、今回のことで改めて「獣医」という職業の難しさと、院長のすごさを感じました。

いつも院長とわーわー言い合っている私ですが、院長を尊敬する気持があるからこそ、この病院で働き続けたいと思うのです001.gif
他の看護師もそう思っていると思いますよ、院長006.gif
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by imabayashi-ah | 2009-12-04 13:31 | 症例