部分日食

日本中で話題騒然となった皆既日食。

もと理科教師のわたしは、うきうきがとまりませんでした
見た目上、月が太陽と重なるなんて・・・！！すごいですよね！
太陽の大きさは、月の４００倍もあります
でも、地球から見ると、太陽と月の大きさがほぼ同じ大きさに見えるんです。
それだけ太陽が遠くにあるということなんですが・・・。
そして、月と太陽がぴったり重なっているように見える！これが皆既日食です
すごいですね～～！！
福岡でも部分日食が見られるということでしたが、仕事中だし、見れないだろうと諦めていました。


そして迎えた２２日。

誰よりも部分日食を見たがっている大人が一人。

そう、当院の院長です

日食が始まる時間がせまると、ソワソワソワソワ・・・。
夏の日差しが注ぐ中、ブラインドを全開で空を見ます。
といっても専用のメガネを持っているわけではなく、どうにかこうにか見ることができないか試行錯誤していました。
そこで院長はひらめきました！！
　「これで見れるんじゃないか？！」　と。
手に持ったものはレントゲンフィルム。

かざして見てみると・・・見えるではないですか！！
　　欠けた太陽が！！
　「すごーい、すごい！！」　と大興奮の私たち。
患者さんと一緒に外に出て、フィルムをかざして空を見る。
通りゆく人々は、奇妙なものを見るかのように私たちを見ていました。

普段は絶対に見ることのできない太陽の姿に、ひたすら感動。
部分日食のピーク時には、まるで夕暮れ時のように空が薄暗くなり、急に空気がひんやりしてきたような気がしました。
いやいや、それにしても本当にいい経験ができました
この病院で過ごすのもあと少し・・・いい思い出ができました