気まま更新の診療日誌です。
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マダニ注意報!!
近年、マダニを介してうつる病気が流行しています
この機会にマダニのことと、流行っているバベシア症について説明させていただきますね
マダニと聞いても、初めてワンちゃんを飼う方はピンとこないかもしれません。
私も動物病院で働く前は、マダニがどんな生き物なのかよくわかりませんでした
●「マダニ」の大きさは?
小さいものなら、大きさは2mmくらいです。
2mmといったら…ゴマぐらいの大きさですね。
とても小さいので、ワンちゃんの体についても、飼い主さんはなかなか気が付けないようです。
こんなに小さなマダニですが、体に寄生して、ひとたび吸血を始めると、あれよあれよと大きくなっていきます。
2mm程度の大きさっだったマダニが、1,5cm~2cmくらいまで大きくなります。
このぐらいの大きさになると、飼い主さんは気づくことが多いようです。
「体に何かイボみたいなものがついている」と病院に来られる方もいます。
写真は病院にきたワンちゃんについていたマダニです
大きさ比較のために1円玉を置いています。
こんなに大きくなって…これだけワンちゃんの血を吸っているということですね恐ろしい!!
足が8本あるので、昆虫ではありません。クモの仲間に近い生き物です。
●どんなところにいるの?
なんとなく山の中にいるようなイメージがあったのですが(←私だけ?!)、そんなことはありません!!
マダニはあなたの近くにひそんでいます!
ふだんのお散歩コースの草むらややぶの中…身近なところにいるのです。
●近年流行しているバベシア症について
「バベシア」という原虫が赤血球に寄生し、破壊していく病気です。
貧血や発熱、食欲不振や黄疸などを引き起こし、死にも至るとても怖い病気です
バベシア原虫をもつマダニが、ワンちゃんに噛みついて吸血する。
このとき、バベシア原虫がマダニの唾液とともに、ワンちゃんの体内に入っていきます。
この時点でバベシアに感染したことになります
当院でもここ数年、特に今年はとてもたくさんのワンちゃんたちがこの病気の治療をしています。
飼い主さんが気付ける症状は・・・
食欲、元気がない。
歯肉が白っぽくなっている。
(赤血球が破壊されていくので、貧血を起こして、血色が白っぽくなってきます)
最近おしっこの色が濃い。
ひょっとしたらうちの子も?と思われたら、早めに動物病院へ行かれてください!!
●予防法
バベシア原虫に一度感染してしまうと、治療で元気になっても再発することがあります。
治療しても、バベシア原虫が体内から完全にいなくなることはないのです。
とにかく大事なことは予防をしてあげること!!これにつきます。
1番の予防法は、マダニのいそうな所へ連れて行かないこと!!
山はもちろん、草むらも要注意です!
ワンちゃんたちは草むらが大好きなので、突っ込んでいかないようにしましょう。
そして、必ずマダニの予防をしてあげること。
こちら、ご存知の方も多い “フロントラインプラス”というお薬。
体に寄生した、ノミ、マダニ、ハジラミ、犬のシラミを駆除することができます。
こちらは “フォートレオン”というお薬。
このお薬もノミ・マダニの駆除薬ですが、ノミ・マダニが体に寄生する前(吸血する前)に駆除してくれる というすぐれものです!
当院近辺はバベシア症の汚染地区なので、こちらのお薬をみなさんにお勧めしています。
これ以上、この病気の被害者を増やしたくない・・・という思いから、今回の日誌を書かせていただきました。
わんちゃんを病気から守ってあげられるのは、飼い主さんしかいません。
愛する家族のため、よろしくお願いします
この機会にマダニのことと、流行っているバベシア症について説明させていただきますね
マダニと聞いても、初めてワンちゃんを飼う方はピンとこないかもしれません。
私も動物病院で働く前は、マダニがどんな生き物なのかよくわかりませんでした
●「マダニ」の大きさは?
小さいものなら、大きさは2mmくらいです。
2mmといったら…ゴマぐらいの大きさですね。
とても小さいので、ワンちゃんの体についても、飼い主さんはなかなか気が付けないようです。
こんなに小さなマダニですが、体に寄生して、ひとたび吸血を始めると、あれよあれよと大きくなっていきます。
2mm程度の大きさっだったマダニが、1,5cm~2cmくらいまで大きくなります。
このぐらいの大きさになると、飼い主さんは気づくことが多いようです。
「体に何かイボみたいなものがついている」と病院に来られる方もいます。
写真は病院にきたワンちゃんについていたマダニです
大きさ比較のために1円玉を置いています。
こんなに大きくなって…これだけワンちゃんの血を吸っているということですね恐ろしい!!
足が8本あるので、昆虫ではありません。クモの仲間に近い生き物です。
●どんなところにいるの?
なんとなく山の中にいるようなイメージがあったのですが(←私だけ?!)、そんなことはありません!!
マダニはあなたの近くにひそんでいます!
ふだんのお散歩コースの草むらややぶの中…身近なところにいるのです。
●近年流行しているバベシア症について
「バベシア」という原虫が赤血球に寄生し、破壊していく病気です。
貧血や発熱、食欲不振や黄疸などを引き起こし、死にも至るとても怖い病気です
バベシア原虫をもつマダニが、ワンちゃんに噛みついて吸血する。
このとき、バベシア原虫がマダニの唾液とともに、ワンちゃんの体内に入っていきます。
この時点でバベシアに感染したことになります
当院でもここ数年、特に今年はとてもたくさんのワンちゃんたちがこの病気の治療をしています。
飼い主さんが気付ける症状は・・・
食欲、元気がない。
歯肉が白っぽくなっている。
(赤血球が破壊されていくので、貧血を起こして、血色が白っぽくなってきます)
最近おしっこの色が濃い。
ひょっとしたらうちの子も?と思われたら、早めに動物病院へ行かれてください!!
●予防法
バベシア原虫に一度感染してしまうと、治療で元気になっても再発することがあります。
治療しても、バベシア原虫が体内から完全にいなくなることはないのです。
とにかく大事なことは予防をしてあげること!!これにつきます。
1番の予防法は、マダニのいそうな所へ連れて行かないこと!!
山はもちろん、草むらも要注意です!
ワンちゃんたちは草むらが大好きなので、突っ込んでいかないようにしましょう。
そして、必ずマダニの予防をしてあげること。
こちら、ご存知の方も多い “フロントラインプラス”というお薬。
体に寄生した、ノミ、マダニ、ハジラミ、犬のシラミを駆除することができます。
こちらは “フォートレオン”というお薬。
このお薬もノミ・マダニの駆除薬ですが、ノミ・マダニが体に寄生する前(吸血する前)に駆除してくれる というすぐれものです!
当院近辺はバベシア症の汚染地区なので、こちらのお薬をみなさんにお勧めしています。
これ以上、この病気の被害者を増やしたくない・・・という思いから、今回の日誌を書かせていただきました。
わんちゃんを病気から守ってあげられるのは、飼い主さんしかいません。
愛する家族のため、よろしくお願いします
by imabayashi-ah
| 2009-09-17 13:01
| 症例
|
Comments(2)
Commented
at 2009-09-29 10:50
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
imabayashi-ah at 2009-09-29 12:57
実はフロントラインよりも安いのですよ!
ただ、フロントラインよりもシャンプーできない期間が長いので、その点を注意していただければ…。
ただ、フロントラインよりもシャンプーできない期間が長いので、その点を注意していただければ…。
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