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今林動物病院


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難手術!?

昨日はモルモットのフクちゃんの歯の処置を行いました。以前から乳腺に腫瘍があり、治療に通っていましたが、ここ数ヶ月、度々繰り返す唇の炎症に悩まされていました。
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いつもこのバッグに入って通院してます。年配の女性の飼主さんの宝物です。

難手術!?_b0059154_2384752.jpg

口の周りの皮膚炎、切歯と呼ばれる前歯の歯槽膿漏からと思われます。

難手術!?_b0059154_239742.jpg

モルモットでは男の子にも乳腺腫瘍がわりと見られます。(フクちゃんも男の子)

そして今回はいよいよ食欲が無くなったと言うことで、前々から疑ってはいた歯の状態を確認する為に安定剤をかけることに。

意外かも知れませんが、犬や猫と異なり、ウサギやモルモットの奥歯を見るには安定剤が必要です。構造的に奥に細長く口を開けただけでは全く見えない位置に奥歯が並んでいるのです。加えて、奥歯ですりつぶして食事をするだけあって、口の筋肉や動きも半端じゃありません。よって、ほとんどの子で優しい安定剤を使用して処置や口の中のチェックを行います。

安定剤が効いてきたところで口の中をチェックすると・・・
難手術!?_b0059154_2311672.jpg

下の臼歯が舌の上に覆いかぶさり、舌の動きを妨げていました。更に奥を確認すると、上の臼歯がほほの粘膜にあたり歯槽膿漏も併発しています・・・

慎重に伸びた歯をけずり、酸素室で回復を待ちます。口をもごもご動かし始めたので持参してもらった野菜を入れてみると、朦朧としながらも野菜に食いついてきます!

処置で痛みが軽減されたのでしょう。また数ヶ月以内に歯は伸びてくるかもしれませんが、とりあえずしばらくの間は大好きな野菜が食べれるね!

あとは完治し辛い歯槽膿漏を治療していかなければなりません・・・一生伸び続ける歯を持つモルモットやウサギ特有の歯の不正咬合。動物や飼主さんにとっても、私たち獣医師にとってもやっかいな病気です。
by imabayashi-ah | 2006-02-02 23:20 | 今日の出来事 | Comments(1)
Commented by chacha-tida at 2006-02-05 20:26
モルモットって、口元がかわいいですよね。
我が家の茶々も気をつけねば・・・