気まま更新の診療日誌です。
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特別入院患者

ケージで休んでいるこの子は金曜に膀胱結石の摘出手術を受けたアンアンちゃん。
そして、ここは・・・・院長の自宅です。夕方に手術が終わり、麻酔中も何度か呼吸が止まりかけたアンアンを病院に置いておくのは不安なので、一晩院長宅で様子を見る事になったのです。

カーヤが隣でご飯たべてます♪

ペコは自分のケージに誰か入ってるので落ち着かずウロウロ・・・

血尿が出たということで来院したのが先週の日曜日。気管支炎も併発しており、その治療もあわせて行なっていましたが、石が大きく、表面が粗雑な為、膀胱粘膜が傷つき出血が止まらず、飼い主さんと相談の上手術となりました。
どうやら呼吸がおかしいのは先天的な軟口蓋の過長も原因しているようで、麻酔中も舌を引き、口を開けておかないとすぐに呼吸を止めてしまいます。一般の病院でよく行なわれている気管挿管による麻酔は、気管支炎を併発しているこの子にはリスクが大きすぎるので、注射麻酔とマスクによる吸入麻酔で慎重に維持しつつ手術が進められました。
体重が2.0kgしかないアンアンは、トリミングに出したあといつも具合が悪くなるほど繊細な性格。本来なら自宅に帰ってもらい通院してもらうのがいいのですが、手術中の呼吸を考えると帰すのも、病院に置いておくのも心配です・・・・そこで院長宅が急遽入院室になったわけです。

無事一晩を院長宅で越し、翌日飼い主さんのもとに帰ったアンアンです。よかったね♪
by imabayashi-ah
| 2007-05-19 23:31
| 症例